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こだわり介護

介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)編
「地域に編成された介護・福祉拠点としての小山田特別養護老人ホームの取り組み」
社会福祉法人青山里会 小山田特別養護老人ホーム

小山田特別養護老人ホームの歩み

小山田特別養護老人ホームは、三重県四日市市の南西部に位置し、昭和49年6月1日に入所定員100名で開設し、今年で43年がたちます。同一敷地内には、認知症高齢者の専用特養や老健、ケアハウス、身障施設、グループホーム、デイサービス等、様々なタイプの施設や、関連法人が運営する、総合病院が併設され、福祉医療総合施設群を形成しています。また、四日市市内をはじめ、隣接する亀山市や名古屋市に介護福祉保健施設を運営しており、誰もが安心して老いることのできる街づくりを理念として、包括サービスで一人ひとりの生活を支援しています。

小山田特別養護老人ホームは、増築増床や機能向上、ケア環境、アメニティの向上のための改修を何度も行い現在に至っています。

看取りケアのための環境づくり

特養の入所者は年々重度化しており、当施設でも要介護度平均は4.2と施設で看取りを行う方も増加しています。当施設では、入所者の重度化と看取りケアに対応するため、看護師の夜間配置を行うと共に、酸素と吸引のパイピングの設備を配置した居室を整備し、急変時にも速やかな対応ができるようにしています。また、リフト浴、トイレ、キッチン付の部屋面積42㎡を有する居室も整備し、ご家族等が入所者と最期を一緒に過ごし、迎えて頂けるような環境も整備しています。

認知症ケアの取り組み

特養の入所者では、認知症高齢者も増加しており、重度化も進んでいます。当施設では、認知症高齢者に対する大人数の環境の中での流れ作業的な処遇には限界があり、大きな空間での生活は混乱を招くなど、従来施設の環境は馴染まないと考え、ユニットケアという言葉が誕生する以前の昭和63年頃より、施設の中に認知症高齢者のための小さな生活空間をつくり、少人数グループでのケアを行うグループケアの取り組みを行ってきました。

また、その取り組みを行ってみて、単にグループ化するだけでは認知症高齢者に対する処遇効果は低いことがわかり、認知症高齢者の心理社会的な対応をする必要性を感じ、コンタクトパーソンと呼ぶ心理社会的な対応をする専任スタッフを共同生活室等に常駐させています。

コンタクトパーソンは、認知症高齢者のパブリックスペースである、デイルームに必ず常駐し、認知症高齢者と一緒にいて、見守り、相談相手となり、入所者に対し、常に保護的、受容的に接し、細かな観察を行い、リアリティオリエンテーションやリ・オリエンテーションを行います。

また、この時、認知症高齢者の細かな行動について観察するための行動評価表も併せて開発し、その後の社会福祉法人青山里会の各介護現場の認知症ケアに生かされています。

様々なアクティビティサービス

その他にも、様々なアクティビティサービスを用意し、単調になりがちな利用者の生活の活性化を図っています。アクティビティサービスの代表的なものとしては、音楽を楽しむものや動物と触れあうものなどがあり、入所者一人一人の嗜好に合ったものを選択し参加できるようできるだけ様々なメニューを用意しています。

多目的ホール

1階部分に多目的ホールがあり、ここには喫茶コーナーなどを設け、入所者と家族がゆっくり団らんできるような場となっています。また、地域の方も利用できるようになっています。

地域に根ざした施設の運営

昨今、特養においても、地域包括ケアシステムの確立や深化に関して積極的に関わることが、地域の中で果たすべき役割として期待されているところですが、当施設においても、高齢者等の地域での暮らしを支えるための環境の整備に向けた様々な取り組みを行っています。

その取り組みのひとつが、サテライト型特養の設置です。サテライト型特養のそもそもの目的は、新たなスペースの確保による入所者の生活環境の改善(個室化、パブリックスペース確保)ですが、同時に、住み慣れた地域における特養が持つ介護・福祉機能の拠点化にも繋がっています。

最近では、地域の中に設置した様々な介護福祉施設・事業所を拠点とし、地域包括ケアの深化に向けて全国的な活動等を行う等、地域共生社会の実現に向けて住民、市町村とのパートナーシップで地域ケア・地域福祉(生活支援)の推進拠点機能の開発、向上に取り組んでいます。