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ご家族で話し合って「振り込め詐欺」対策を

高齢者が狙われています…

電話に出ることのできる在宅療養の方がおられるご家庭で注意していただきたいのが「振り込め詐欺」です。「お金を送って」「必ず儲かる」「名義を貸して」などと話を持ちかけて現金などをだまし取るもの。困ったことにそのメインターゲットとして高齢者が狙われています。

増加している還付金等詐欺にも要注意

内閣府による「平成28年版高齢社会白書」※によると、「振り込め詐欺」の被害者の82.1%が60歳以上で、オレオレ詐欺の被害者に限ると98.2%にも達し、特に70歳以上の女性は67.2%をも占めています。また、増加傾向にある還付金等詐欺の被害者も、60歳以上の高齢者の割合は97.7%となっています※1

自動通話録音機の貸し出しも

自治体によっては、「振り込め詐欺」撃退のための自動通話録音機の貸し出しを行っているところもあります。ご自宅の電話に簡単に取り付けることができるもので、通話を自動録音するだけでなく、呼び出し音が鳴る前に発信者に音声を再生して警告し被害を未然に防止する機能を備えたものもあります。

ご家族で未然に被害を防ぐ対策を

「振り込め詐欺」は、時期やそのときどきの話題に合わせて手口を変えてくるのも厄介なところです。在宅療養中の方のふだんの様子を気にかけ、見守りながら、ご家族で詐欺の手口や被害について話し合い、注意を促していくことが大切です。未然に不審な電話への対応策を決めておき、被害に遭わないよう気をつけましょう!

【参考資料】

※1内閣府:6 高齢者の生活環境(3)高齢者の安全・安心 ウ 振り込め詐欺の被害者の 8割以上が 60歳以上、平成28年版高齢社会白書
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2016/zenbun/28pdf_index.html