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在宅医療って何?

在宅医療の特徴

在宅医療を検討する際には、在宅医療の特徴をよく理解し、しっかりと考えて在宅医療にするかどうかを決めることが重要です。

病院や診療所での入院医療、通院して受ける外来医療と並んで、住み慣れた自宅などに医師などの専門職が訪れて行なう在宅医療が、いわば第3の医療として注目されています。
病気になった際に、どのような医療を受けるかは、患者さん本人の選択、患者さんやご家族の心構えが重要です。
在宅医療では、住み慣れた環境で療養を行なうことになります。入院医療では、病気を治すことに集中します。もちろん、日常生活においてもさまざまな制限を伴います。
自宅などの住み慣れた環境での療養生活は、自分にあった生活を送ることができます。一人暮らしでも、ご家族がいる人も、精神的にも安定するので、症状が改善されることも期待できます。
また食事については、味になじんでいるものなので、食欲に良い影響を与えると思われます。経済的にも、在宅医療のほうが入院治療を継続するよりも安くなります。

一方、在宅医療では、ご家族と同居している場合、患者さんのご家族の協力と心構えが必要です。
”入院治療で日常のケアは看護師が行いますが、在宅医療では食事や服薬の世話まで家族がサポートしなければならないケースもあります。”※
また、緊急時の不安をできるだけ解消するための工夫も必要となります。普段からかかりつけ医と連携できる体制をしっかり整えておくことや、24時間対応の訪問看護サービスを活用して、リスクに備えることが求められます。

監修:全国在宅療養支援診療所連絡会 会長 新田 國夫