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知りたい!ここでの暮らし
ご自宅での暮らし(訪問サービスを利用しながら生活を支える)編
自宅で家族との生活を続けたい! 体調管理をサポートしてもらいたい!
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取材協力:
80歳代男性 Aさん(要介護4)
ご家族:同居、妻、息子、娘 - 体の衰えを感じ、日常生活のサポートが必要になっている。糖尿病など複数の疾患の医療的なサポートも行ってもらいたい。
要介護4の要介護認定を受けている80歳代の男性は、訪問系の介護保険サービスを利用しながら、在宅療養生活を送っています。
体の衰えからご自身で入浴やトイレへの移動をすることが難しく、持病の医療的なサポートが必要になっています。
もともとは外来通院をしていましたが、身体機能の低下により寝たきり状態となったため、かかりつけ医の訪問診療を受けることになりました。
「できる限り、この家で一緒に過ごしたい」。ケアマネジャーの支援を受けて、家族のサポートに加え、定期的な訪問診療と、訪問介護、訪問看護、訪問入浴の介護保険サービスを利用する生活プランを立て、住み慣れた我が家で家族と一緒に過ごす他に代え難い療養生活を実現しています。
体調が不安定になることもあるため、「すぐに相談できる医療、介護の専門職がいることが大きな安心感につながっている」とご家族は話してくれました。
- 利用介護保険サービス
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訪問介護:週1回 訪問看護:週1回 訪問入浴:週1回
福祉用具レンタル:介護ベッド(+手すり)歩行器、車いす 福祉用具購入:ポータブルトイレ
訪問診療 隔週1回(医療保険)
週間の介護保険サービスの利用
その他のサービス | 福祉用具貸与:介護ベッド(+手すり)、歩行器、車いす 訪問医療(1回/隔週)、家族の体調が不安定なときは臨時の訪問介護 |
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月曜日14:00〜
排せつ介助に加え、清拭、足浴、ひげ剃りなど身の回りのサポートを行ってくれているのが、訪問介護のサービスです。
「痛くないですか?」、「○○しますね?」と確認をとりながら、足浴、清拭、シェーバーを使ったひげ剃りへと手慣れた動きで気持ち良く介助してくます。
定期的な訪問サービスだけでなく、家族が体調を崩して介護できない場合など、臨時の訪問介護にも対応してくれる安心感が日々の介護生活を支えています。 -
火曜日15:00〜訪問診療(隔週)
療養生活の体調管理のため、2週に1回、医師が訪問してくれています。
バイタルチェック後に持病の糖尿病などの疾患の状態や服薬状況を確認。
食事や排せつの状況、外出などの活動の状況を家族に確認しながら、薬の調整などの医療的な管理を行っています。
「ほかに何か気になることはありますか?」。体調面だけでなく家族の様々な不安や悩みに応え、困ったときにはすぐに駆けつけてくれる訪問医の存在が「在宅介護の支えになっている」とご家族は話してくれました。 -
水曜日15:00〜
医師と連携しながら、看護の専門的な視点から体調の確認や、医療面の管理とアドバイス、リハビリテーションの要素を加えたマッサージや動作訓練を行っています。
今日は体調チェックの後に、マッサージをしながらひざ関節の可動域確認、口腔ケア・リハビリを実施。
看護師と一緒に「いろはにほへと・・・」「パタカラ、パタカラ、パタカラ」…と発声練習。会話や食べ物を飲み込む動作を高める訓練です。家族の作る食事でないと小食になるというAさん。少しでも長く健康状態を保ちたいと、リハビリメニューへの取り組みは真剣そのものです。 -
木曜日15:00〜
介護と看護の息の合った3人のチームで、室内に簡易浴槽を組み立て、訪問入浴車両経由で温かいお湯を準備。ベッドからの移動に、体の洗浄、入浴後のケアまで声かけしながらスムーズに行ってくれます。
体調が良くない日は清拭になってしまいますが、「お風呂が好きなので、心待ちにしているよう」とご家族も話してくれました。
看護スタッフが体調チェックを行ってくれるので安心です。
福祉用具レンタル・購入
介護保険を利用して介護ベッド(+手すり)、屋内移動のための歩行器、外出用の車いすをレンタルしています。ポータブルトイレも介護保険の特定福祉用具購入費の支給を受け、購入しています。
監修:医療法人社団梟杜会 西田医院 西田伸一