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介護サービス用語集※平成30年度介護報酬改定時点のものです。

  • プランを作るサービス専門職によるケアプランの作成

    居宅介護支援(ケアプランの作成)

    利用者の希望する生活と心身の状態を踏まえ、ケアマネジャーが介護保険サービスや地域の様々な支援サービスを組み合わせたケアプランを作成してくれます。
    介護保険サービスを利用したいときの相談や、申請の代行、各サービスの調整などのコーディネートも行ってくれます。

    利用料(自己負担)の目安

    ケアプランの作成や相談は無料です。

    ポイント
    ・ケアマネジャーは、介護支援専門員という国家資格者です
    ・介護保険サービス利用の窓口役となります
    ・定期的な訪問を通して、状態を確認してくれます。心配事や介護生活の悩みなどを積極的に相談しましょう

    介護予防居宅介護支援(介護予防ケアプランの作成)

    利用者の希望する生活と心身の状態を踏まえ、地域包括支援センターの職員等が介護保険サービスや地域の様々な支援サービスを組み合わせたケアプランを作成してくれます。
    介護保険サービスを利用したいときの相談や、申請の代行、各サービスの調整などのコーディネートも行ってくれます。

    利用料(自己負担)の目安

    介護予防ケアプランの作成や相談は無料です。

    ポイント
    ・地域包括支援センターが介護保険サービス利用の窓口役となります
    ・定期的な訪問を通して、状態を確認してくれます。心配事や介護生活の悩みなどを積極的に相談しましょう
  • ご自宅に訪問するサービス要介護1〜5の方が受けられるサービス

    訪問介護(ホームヘルプサービス)

    ホームペルパーがご自宅などを訪問し、食事、入浴、排せつの介助など(身体介護)や、居室の掃除や洗濯、食事の準備など(生活援助)を行います。

    利用料(自己負担)の目安

    身体介護 20分〜30分未満 248円
    生活援助 20分〜45分未満 181円
    通院等乗降介助(1回)   98円
    ※ 1割負担の方の場合。地域や利用時間帯、事業所の体制などで変わります。

    身体介護 生活援助
    ・食事、入浴、排せつの介助
    ・衣服の着脱
    ・通院・外出の付き添い など
    ・居室などの掃除、洗濯、買い物
    ・食事の準備、調理 など
    ポイント
    ・事前に決めたケアプランに基づきサービスが提供されます
    ・同居の家族がいる場合の生活援助の利用は、同居家族による介護が難しいなど条件付きとなっています
    ・本人以外の家族へのサービス提供や、日常生活上の家事を超えたサービス提供は制度上できません

    訪問入浴介護

    ご自宅に浴槽を持ち込み、自身やご家族の介助では難しい入浴の介助を受けられるサービスです。看護職員と介護職員が一緒に訪問し、体調を確認しながらサービスを提供してもらえるので安心です。

    利用料(自己負担)の目安

    1回 1,250円
    ※ 1割負担の方の場合。地域や利用時間帯、事業所の体制などで変わります。

    ポイント
    ・体調により、清拭や部分浴(足浴・手浴など)に変更する場合もあります
    ・浴槽やホースを運び込めない高層の住宅などでは利用できないケースがあります

    訪問リハビリテーション

    理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がご自宅に訪問して必要なリハビリテーションを提供してくれます。医師が必要性を認めることが利用の条件となっています。

    利用料(自己負担)の目安

    1回 290円
    ※ 1割負担の方の場合。地域や利用時間帯、事業所の体制などで変わります。

    ポイント
    ・医師の指示がなければ利用できません
    ・退院時の集中的なリハビリテーションも行われています

    訪問看護

    看護師がご自宅を訪問し、病状のチェックや、床ずれの管理、服薬状況の確認・指導などを行ってくれます。

    利用料(自己負担)の目安

    訪問看護ステーションからの訪問看護 30分未満 467円
    病院や診療所からの訪問看護     30分未満 396円
    ※ 1割負担の方の場合。地域や利用時間帯、事業所の体制などで変わります。

    ポイント
    ・主治医が治療の必要性を認めたケースに利用できます
    ・機能訓練のため、理学療法士などが訪問する場合もあります

    居宅療養管理指導

    医師、歯科医師、薬剤師、管理栄養士、歯科衛生士などの医療の専門職がご自宅を訪問し、それぞれの専門的な立場から状態を確認し、療養生活に関する指導を行ってくれます。

    利用料(自己負担)の目安

    医師・歯科医師     507円
    薬剤師(病院、診療所) 558円
    薬剤師(薬局)     507円
    管理栄養士       537円
    歯科衛生士       355円
    ※ 1割負担の方の場合。地域や利用時間帯、事業所の体制などで変わります。

    ポイント
    ・月ごとの利用回数に2〜4回の上限があります
    ・有料老人ホームなどで同じ日にサービスを受ける方がいる場合、利用料が少し下がります
  • ご自宅から通うサービス要介護1〜5の方が受けられるサービス

    通所介護(デイサービス)

    日中、デイサービスセンターに通って、食事、入浴などの介護や、生活機能の維持向上のための体操などのサービスが受けられます。施設でスタッフやほかの利用者と交流しながら日中の時間を過ごすことができます。

    利用料(自己負担)の目安

    要介護1 645円
    要介護2 761円
    要介護3 883円
    要介護4 1,003円
    要介護5 1,124円
    食費、日常生活費(材料費等)などが別途負担となります。
    ※1割負担の方、通常規模、7〜8時間未満の場合。地域や事業所の体制などにより利用料は変わります。

    ポイント
    ・状態に応じた機能訓練や栄養改善、口腔機能向上訓練を選択して利用できます
    ・一定規模以上(19名以上)のデイサービスセンターが対象です

    通所リハビリテーション(デイケア)

    日中、病院・診療所や介護老人保健施設などに通って、生活機能の維持向上のためのリハビリ訓練や食事に関する指導などが受けられます。

    利用料(自己負担)の目安

    要介護1 712円
    要介護2 849円
    要介護3 988円
    要介護4 1,151円
    要介護5 1,310円
    食費、日常生活費(材料費等)などが別途負担となります。
    ※1割負担の方、通常規模、7〜8時間未満の場合。地域や事業所の体制などにより利用料は変わります。

    ポイント
    ・デイサービスよりもリハビリニーズに特化したプログラムが用意され、理学療法士などの医療職が手厚く配置されています
    ・医師がリハビリテーションの必要性を認めていることが利用条件となります
    ・脳卒中や骨折後の短期集中的なリハビリテーションも行われます
  • 施設に泊まるサービス要介護1〜5の方が受けられるサービス

    短期入所生活介護(ショートステイ)

    特養養護老人ホームなどに短期間入所して、食事や入浴などの介護や機能訓練が受けられます。旅行や介護の休息をとるなど、介護する家族にとって大切なリフレッシュの機会にもなります。

    1日当たりの利用料(自己負担)の目安

    要介護1 584円
    要介護2 652円
    要介護3 722円
    要介護4 790円
    要介護5 856円
    食費、日常生活費、滞在費は別途負担となります。
    ※1割負担の方、併設型(多床室)の場合。居室のタイプや地域、事業所の体制などにより利用料は変わります。

    ポイント
    ・在宅介護を支援するための一時的な入所サービスです
    ・事前にケアプランに予定することが基本ですが、緊急時の受け入れが可能な場合もあります
    ・特別な医療管理などが必要な場合には受け入れが難しい場合もあります

    短期入所療養介護(医療型ショートステイ)

    介護老人保健施設などに短期間入所して、医療や介護や機能訓練が受けられます。ショートステイよりも医療・看護の体制が整っているため、医療的な管理が必要な方でも安心して過ごせます。

    1日当たりの利用料(自己負担)の目安

    要介護1 826円
    要介護2 874円
    要介護3 935円
    要介護4 986円
    要介護5 1,039円
    食費、日常生活費、滞在費は別途負担となります。
    ※1割負担、介護老人保健施設(多床室・基本型)の場合。居室のタイプや地域、事業所の体制などにより利用料は変わります。

    ポイント
    ・在宅介護を支援するための一時的な入所サービスです
    ・事前にケアプランに予定することが基本ですが、緊急時の受け入れが可能な場合もあります
    ・医療管理の必要度が高い方にも対応しています
  • 施設に入居するサービス要介護1〜5の方が受けられるサービス

    特定施設入居者生活介護

    有料老人ホームなどに入居している方が受けられる、食事や入浴などの介護や機能訓練などのサービスです。老人ホームのスタッフがサービスを提供する一般的なタイプ(一般型)と、外部のスタッフがサービスを提供するタイプ(住宅型)があります。 いわゆる介護付き有料老人ホームに該当するサービスですが、介護保険で提供されるサービスは法令で定めた範囲にとどまります。実際の自己負担額は、スタッフ配置や居室や共有設備、付加的なサービスの上乗せにより、リーズナブルに入居できるホームから超高級ホームまで大きな差があります。

    月額の利用料(自己負担)の目安(介護保険の対象部分のみ)

    【一般】要介護3 20,040円
    【住宅型】自宅と同様に介護サービスごとに負担する

    入居時の一時金、上乗せサービス・設備費用、食費、日常生活費、光熱水費など料金の設定方法はさまざまで必要な費用は大きく変わります。
    ※一般型、要介護3、30日間、1割負担の方の場合。地域や体制により料金は異なります。

    参考 「有料老人ホーム等にかかる費用」

    有料老人ホームに入居している方、1,171人が実際に支払った額として回答した費用を参考に掲載しています。データは、全国有料老人ホーム協会. 平成26年度 有料老人ホームにおける前払金の実態に関する調査研究事業報告P153(厚生労働省. 平成26年度老人保健事業推進費等補助金 老人保健健康増進等事業)より

    入居時の費用(前払金)

    【介護付ホーム】

    【介護付ホーム】入居時に支払った前払金(万円)のグラフ。3000万円以上が最も多く(20.2%)、300万円未満(17%)、0円(12.2%)と続きます。

    【住宅型ホーム】

    【住宅型ホーム】入居時に支払った前払金(万円)のグラフ。0(なし)が最も多く40.6%を占めています。

    月額の生活費

    【介護付ホーム】

    【介護付ホーム】月々に掛る生活費(万円)のグラフ。20万~25万円未満が23.2%、15万~20万円未満が20.4%となっています。

    【住宅型ホーム】

    【住宅型ホーム】月々に掛る生活費(万円)のグラフ。10万~15万円未満が29.8%、15万~20万円未満が17.6%となっています。

    (有料老人ホーム入居者意識調査結果)

    全国有料老人ホーム協会. 平成26年度 有料老人ホームにおける前払金の実態に関する調査研究事業報告(厚生労働省. 平成26年度老人保健事業推進費等補助金 老人保健健康増進等事業)より

    ポイント
    ・費用の設定は入居時費用0〜数千万円、月額費用数万円〜数十万円と千差万別です
    ・介護付きタイプでも、介護以外の食事や生活支援サービスなどは別途必要です
    ・ホームによっては、胃ろうや在宅酸素、糖尿病の管理など常時医療的なケアに対応できないため、入居後の状態により退去を求められることもあります。入居前に対応を確認し、可能性を理解した上で契約を結んでください
    ・入居前に必ずホームを訪問し、雰囲気や、スタッフ、入居者の様子など自分に合ったホームかどうかを確認するようにしましょう

    特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)

    常に介護が必要で、自宅では介護ができない方を対象とした施設です。食事、排せつ、入浴などの日常生活の介護や健康管理が受けられます。
    家庭的な雰囲気のなか、地域との結びつきを重視した運営が目指されています。
    施設の居室タイプにより、多床室(1部屋4床)と個室・ユニット型(個室タイプ)などがあり、自己負担額も異なります。

    利用できる方

    原則要介護3以上の重度の要介護状態の方。
    認知症の方などの一部のやむを得ない場合は要介護1・2の方も入所可能とされています。

    月額の利用料(自己負担)の目安

    【多床室】要介護3 20,850円
    【ユニット型個室】要介護3 23,280円

    介護保険のサービス費以外に居住費や食費などの費用がかかります。
    介護保険のサービス費用 + 居住費 + 食費 + 日常生活費等 = 自己負担額

    月額総費用の目安

    【多床室】約9万円
    【ユニット型個室】約13万円
    ※要介護3、30日間、1割負担の方の場合。一般的な施設で計算。地域や施設の体制などにより異なります。

    ポイント
    ・他の居住系サービスに比べて、申し込みが多く入所待ちが続いています
    ・入所条件が厳格化され、要介護状態が重い人以外は入所が難しくなっています
    ・所得に応じた自己負担額の軽減措置もあります

    介護老人保健施設(老健施設)

    病状が安定し、在宅復帰に向けてのリハビリを目指している方を対象にした入所施設です。医学的な管理のもと、リハビリテーションや必要な医療、介護が受けられます。

    利用できる方

    要支援の方は利用できません。

    月額の利用料(自己負担)の目安

    【多床室・基本型】要介護3 26,400円
    【ユニット型個室・基本型】要介護3 26,520円

    介護保険のサービス費以外に居住費や食費などの費用がかかります。
    介護保険のサービス費用 + 居住費 + 食費 + 日常生活費等 = 自己負担額

    月額総費用の目安

    【多床室・基本型】約10万円
    【ユニット型個室・基本型】約14万円
    ※要介護3、30日間、1割負担の方の場合。一般的な施設で計算。地域や施設の体制などにより異なります。

    ポイント
    ・在宅復帰に向けた集中的なリハビリを受ける期間限定の入所施設と位置付けられています
    ・3か月ごとに「退所=在宅復帰など」を検討することになっています。終の棲家ではないことに注意が必要です
    ・老健施設では原則、介護報酬内で医療を提供するため、高額の薬剤の使用が難しい実態もあります

    介護療養型医療施設

    長期の療養が必要な方を受け入れ、医療や介護を提供する施設です。同じように長期の入所を前提とする特別養護老人ホームに比べて、医療や看護の体制が厚く、医学的な管理が必要な方を対象としています。2023年度末までに廃止の方針が決まっており、介護医療院などへの転換がすすめられています。

    利用できる方

    要支援の方は利用できません。

    月額の利用料(自己負担)の目安

    【多床室】要介護3 32,130円
    【ユニット型個室】要介護3 32,790円

    介護保険のサービス費以外に居住費や食費などの費用がかかります。
    介護保険のサービス費用 + 居住費 + 食費 + 日常生活費等 = 自己負担額

    月額総費用の目安

    【多床室】約9〜17万円
    【ユニット型個室】約25万円
    ※要介護3、30日間、1割負担の方の場合。一般的な施設で計算。地域や施設の体制などにより異なります。

    介護医療院

    2018年度に創設された、「長期療養のための医療」と「日常生活上の世話(介護)」を一体的に提供する施設です。医療的な対応力と、プライベート空間の確保などの生活の場としての機能を併せ持つ施設が想定されています。

    利用できる方

    要支援の方は利用できません。

    月額の利用料(自己負担)の目安

    【Ⅰ型・多床室】要介護3 34,320円
    【Ⅰ型・ユニット型個室】要介護3 34,830円

    介護保険のサービス費以外に居住費や食費などの費用がかかります。
    介護保険のサービス費用 + 居住料 + 食費 + 日常生活費等 = 自己負担額

  • 地域密着型サービス住み慣れた地域で受けるサービス

    定期巡回・随時対応型訪問介護看護

    介護職員と看護師等が連携し、定期的に訪問して必要な介護や体調管理のサービスを提供してくれます。また、体調急変時などの緊急コールにも対応し、月額定額料金で24時間365日必要なサービスを提供してくれるのが特徴です。
    ※要支援の方は利用できません。

    月額利用料(自己負担)の目安

    介護のみの場合 看護を含む場合
    要介護1 5,666円 8,267円
    要介護2 10,114円 12,915円
    要介護3 16,793円 19,714円
    要介護4 21,242円 24,302円
    要介護5 25,690円 29,441円
    ※介護・看護一体型、1割負担の方の場合。地域や事業所の体制などにより利用料は変わります。
    ポイント
    ・他の訪問系サービスと異なり、基本的に月額定額料金となります
    ・訪問看護の利用があるかどうかで料金が異なります
    ・体調急変時などの電話には専門的な研修を受けた担当者が対応してくれます

    夜間対応型訪問介護

    夜間の状態確認やトイレへの対応など定期的な介護サービスを提供してくれます。また、体調急変時など利用者の状態に応じた介護サービスも提供してくれます。
    ※要支援の方は利用できません。

    月額利用料(自己負担)の目安

    定期訪問1回を利用した場合
    基本料金(月額) + 定期訪問1回 = 月額料金
    1,009円      + 378円    = 1,387円
    ※オペレーター有り、1割負担の場合。地域や事業所の体制などにより利用料は変わります。

    ポイント
    ・月額の基本料金と定期訪問や随時訪問の組み合わせでサービス料金が決まります
    ・夜間帯(22時〜翌6時)の介護の安心を提供するサービスです
    ・他の訪問サービスや通所サービスと組み合わせて利用されるのが一般的です

    地域密着型通所介護

    定員19名未満の小規模なデイサービスセンターです。日中、デイサービスセンターに通って、食事、入浴などの介護や、生活機能の維持向上のための体操などのサービスが受けられます。施設でスタッフやほかの利用者と交流しながら日中の時間を過ごすことができます。
    ※要支援の方は利用できません。

    利用料(自己負担)の目安

    要介護1 735円
    要介護2 868円
    要介護3 1,006円
    要介護4 1,144円
    要介護5 1,281円

    食費、日常生活費(材料費等)などが別途負担となります。
    ※1割負担、7〜8時間未満の場合。地域や事業所の体制などにより利用料は変わります。

    ポイント
    ・状態に応じた機能訓練や栄養改善、口腔機能向上訓練を選択して利用できます
    ・小規模(19名未満)のデイサービスセンターが対象です

    認知症対応型通所介護

    認知症と診断された方を対象にした専門的なケアを提供するデイサービスです。日中、デイサービスセンターに通って、食事、入浴などの介護や、生活機能の維持向上のための体操などのサービスが受けられます。

    利用料(自己負担)の目安

    要支援1 852円
    要支援2 952円
    要介護1 985円
    要介護2 1,092円
    要介護3 1,199円
    要介護4 1,307円
    要介護5 1,414円

    食費、日常生活費(材料費等)などが別途負担となります。
    ※1割負担、単独型、7〜8時間未満の場合。地域や事業所の体制などにより利用料は変わります。

    ポイント
    ・認知症の方の専門的なケアを提供します
    ・社会福祉施設と併設している場合には利用料が変わります

    小規模多機能型居宅介護

    小規模な住宅型の施設に、通ったり、泊まったりしながら受けるサービスと、自宅への訪問サービスを組み合わせて自宅での暮らしをサポートするサービスです。
    月額定額の料金で利用できます。

    月額利用料(自己負担)の目安

    要支援1 3,403円
    要支援2 6,877円
    要介護1 10,320円
    要介護2 15,167円
    要介護3 22,062円
    要介護4 24,350円
    要介護5 26,849円

    食費、日常生活費(材料費等)などが別途負担となります。
    ※1割負担の場合、同一建物に居住する者以外。地域や事業所の体制などにより利用料は変わります。

    ポイント
    ・1つの事業所で通い、泊まり、訪問のサービスを組み合わせて利用できます
    ・月額定額料金のため、利用料の心配なくサービスを受けられますが、利用できるのは必要なサービスに限ります
    ・訪問看護や福祉用具レンタルなどのサービス利用の際には別途、利用料が必要になります

    看護小規模多機能型居宅介護

    小規模な住宅型の施設に、通ったり、泊まったりしながら受けるサービスと、自宅への訪問サービスを組み合わせて自宅での暮らしをサポートする「小規模多機能型居宅介護」に、訪問看護のサービスを加えたサービスです。月額定額の料金で利用できます。
    ※要支援の方は利用できません。

    月額利用料(自己負担)の目安

    要介護1 12,341円
    要介護2 17,268円
    要介護3 24,274円
    要介護4 27,531円
    要介護5 31,141円

    食費、日常生活費(材料費等)などが別途負担となります。
    ※1割負担の場合、同一建物に居住する者以外。地域や事業所の体制などにより利用料は変わります。

    ポイント
    ・1つの事業所で通い、泊まり、訪問のサービスを組み合わせて利用できます
    ・月額定額料金のため、利用料の心配なくサービスを受けられますが、利用できるのは必要なサービスに限ります
    ・「小規模多機能型居宅介護」との違いは、看護のサービスが提供される点です

    認知症対応型共同生活介護(グループホーム)

    認知症と診断された方が少人数の家庭的な環境で、食事や入浴などの介護を受けながら生活できるように配慮されたホームです。プライバシーに配慮した個室と5〜9人の入居者が馴染みのスタッフと過ごせる共同スペース「ユニット」単位で生活を送れるのが特徴です。

    月額利用料(自己負担)の目安

    介護保険のサービス費(自己負担) 要介護1 22,770円

    要支援1の方は利用できません。
    居住費、食費、光熱水費、日常生活費などが別途必要です。
    ※1割負担、2ユニットの場合。地域や事業所の体制などにより利用料は変わります。

    ポイント
    ・小規模の家庭的な雰囲気の中で認知症の専門的なケアが行われます
    ・食事の準備や調理など入居者ができることを一緒に行いながら地域で暮らし続けることが目指されています
  • ご自宅の環境を整えるサービス福祉用具・住宅改修

    福祉用具貸与(福祉用具レンタル)

    介護生活をサポートする福祉用具が1〜2割の自己負担額でレンタルできます。
    要介護度によって利用できる用具に制限があります。

    対象用具

    手すり(工事をともなわないもの)
    スロープ(工事をともなわないもの)
    歩行器
    歩行補助杖

    原則、要介護2以上

    車いすとその付属品(クッションなど)
    特殊寝台(介護ベッド)とその付属品(ベッド柵、マットレスなど)
    床ずれ防止用具
    体位変換器
    認知症老人徘徊感知機器(離床センサーなど)
    移動用リフト

    原則、要介護4以上(採尿機能のみは要介護1以上)

    自動排泄処理装置

    ポイント
    ・介護に必要な福祉用具を、必要な期間レンタルできます
    ・レンタル料金は事業者ごとに異なります
    ・要介護度で制限されている用具も、必要と認められた場合にはレンタルできることもあります

    特定福祉用具購入費

    福祉用具の一部は、購入費用の1〜2割の自己負担分で購入できます。

    対象用具

    ・腰掛便座
    ・特殊尿器
    ・入浴補助用具
    ・簡易浴槽
    ・移動用リフトの吊り具部分

    ポイント
    ・対象となっている用具を指定事業者から購入した場合に限ります
    ・年間10万円分の購入費用が限度になっています
    ・購入費用の介護保険負担分は後払いになることもあります

    住宅改修

    ご自宅での介護を行うにあたって必要な環境整備工事の料金が1〜2割の自己負担で行えます。工事費用の上限は20万円までで、上限を超えた費用は全額自己負担となります。

    対象となる工事

    ・手すりの取り付け
    ・段差の解消
    ・滑りにくい床材、移動しやすい床材への変更
    ・開き戸から引き戸への取り換え
    ・洋式便器などへの取り換え
    ・その他、上記の工事に付随して必要な工事

    ポイント
    ・工事前に市区町村に申請しておく必要があります。まずは、ケアマネジャーに相談しましょう
    ・工事代金の介護保険負担分は後払いとなることがあります
  • 介護予防サービス要支援1〜2の方が利用できるサービス

    介護予防訪問入浴介護

    ご自宅に浴槽を持ち込み、自身やご家族の介助では難しい入浴の介助を受けられるサービスです。看護職員と介護職員が一緒に訪問し、体調を確認しながらサービスを提供してもらえるので安心です。

    利用料(自己負担)の目安

    1回 845円
    ※1割負担の方の場合。地域や利用時間帯、事業所の体制などで変わります。

    ポイント
    ・体調により、清拭や部分浴(足浴・手浴など)に変更する場合もあります
    ・浴槽やホースを運び込めない高層の住宅などでは利用できないケースがあります

    介護予防訪問リハビリテーション

    理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がご自宅に訪問してひるようなリハビリテーションを提供してくれます。医師が必要性を認めることが利用の条件となっています。

    利用料(自己負担)の目安

    1回 290円
    ※1割負担の方の場合。地域や利用時間帯、事業所の体制などで変わります。

    ポイント
    ・医師の指示がなければ利用できません
    ・退院時の集中的なリハビリテーションも行われています

    介護予防訪問看護

    看護師がご自宅を訪問し、病状のチェックや、床ずれの管理、服薬状況の確認・指導などを行ってくれます。

    利用料(自己負担)の目安

    訪問看護ステーションからの訪問看護 30分未満 448円
    病院や診療所からの訪問看護     30分未満 379円
    ※1割負担の方の場合。地域や利用時間帯、事業所の体制などで変わります。

    ポイント
    ・主治医が治療の必要性を認めたケースに利用できます
    ・機能訓練のため、理学療法士などが訪問する場合もあります

    介護予防居宅療養管理指導

    医師、歯科医師、薬剤師、管理栄養士、歯科衛生士などの医療の専門職がご自宅を訪問し、それぞれの専門的な立場から状態を確認し、薬の飲み方や食事などの指導を行ってくれます。

    利用料(自己負担)の目安

    医師・歯科医師     507円
    薬剤師(病院、診療所) 558円
    薬剤師(薬局)     507円
    管理栄養士       537円
    歯科衛生士       355円
    ※1割負担の方の場合。地域や利用時間帯、事業所の体制などで変わります。

    ポイント
    ・月ごとの利用回数に2〜4回の上限があります
    ・有料老人ホームなどで同じ日にサービスを受ける方がいる場合、利用料が少し下がります

    介護予防通所リハビリテーション

    日中、病院・診療所や介護老人保健施設などに通って、生活機能の維持向上のためのリハビリ訓練や食事に関する指導などが受けられます。

    利用料(自己負担)の目安

    要支援1 1,712円
    要支援2 3,615円

    食費、日常生活費(材料費等)などが別途負担となります。
    ※1割負担の場合。地域や事業所の体制などにより利用料は変わります。

    ポイント
    ・デイサービスよりもリハビリニーズに特化したプログラムが用意され、理学療法士などの医療職が手厚く配置されています
    ・医師がリハビリテーションの必要性を認めていることが利用条件となります
    ・脳卒中や骨折後の短期集中的なリハビリテーションも行われます

    介護予防短期入所生活介護(ショートステイ)

    特養養護老人ホームなどに短期間入所して、食事や入浴などの介護や機能訓練が受けられます。旅行や介護の休息をとるなど、介護する家族にとっても大切なリフレッシュの機会にもなります。

    1日当たりの利用料(自己負担)の目安

    要支援1 437円
    要支援2 543円

    食費、日常生活費(材料費等)などが別途負担となります。
    ※1割負担の方、併設型・多床室の場合。居室のタイプや地域、事業所の体制などにより利用料は変わります。

    ポイント
    ・在宅介護を支援するための一時的な入所サービスです
    ・事前にケアプランに予定することが基本ですが、緊急時の受け入れが可能な場合もあります
    ・特別な医療管理などが必要な場合には受け入れが難しい場合もあります

    介護予防短期入所療養介護(医療型ショートステイ)

    介護老人保健施設などに短期間入所して、医療や介護や機能訓練が受けられます。ショートステイよりも医療・看護の体制が整っているため、医療的な管理が必要な方でも安心して過ごせます。

    1日当たりの利用料(自己負担)の目安

    要支援1 611円
    要支援2 765円

    食費、日常生活費(材料費等)などが別途負担となります。
    ※1割負担、介護老人保健施設(多床室・基本型)の場合。居室のタイプや地域、事業所の体制などにより利用料は変わります。

    ポイント
    ・在宅介護を支援するための一時的な入所サービスです
    ・事前にケアプランに予定することが基本ですが、緊急時の受け入れが可能な場合もあります
    ・医療管理の必要度が高い方にも対応しています

    介護予防特定施設入居者生活介護

    有料老人ホームなどに入居している方が受けられる、食事や入浴などの介護や機能訓練などのサービスです。ホームのスタッフがサービスを提供する一般的なタイプと、外部のスタッフがサービス提供するタイプがあります。
    いわゆる介護付き有料老人ホームに該当するサービスですが、介護保険で提供されるサービスは法令で定めた範囲にとどまります。実際の自己負担額は、スタッフ配置や居室や共有設備、付加的なサービスの上乗せにより、廉価なホームから超高級ホームまで大きな差があります。

    月額の自己負担額の目安(介護保険の対象部分のみ)

    【一般型】
    要支援1 5,400円
    要支援2 9,270円

    【住宅型】
    自宅と同様に介護サービスごとに負担する

    入居時の一時金、上乗せサービス・設備費用、食費、日常生活費、光熱水費など料金の設定方法はさまざまで必要な費用は大きく変わります。
    ※一般型、要介護3、30日間、1割負担の方の場合。地域や体制により料金は異なります。

    ポイント
    ・費用の設定は入居時費用0〜数千万円、月額費用数万円〜数十万円と千差万別です
    ・介護付きタイプでも、介護以外の食事や生活支援サービスなどは別途必要です
    ・ホームによっては、胃ろうや在宅酸素、糖尿病の管理など常時医療的なケアに対応できないため、入居後の状態により退去を求められることもあります。入居前に対応を確認し、可能性を理解した上で契約を結んでください
    ・入居前に必ずホームを訪問し、雰囲気や、スタッフ、入居者の様子など自分に合ったホームかどうかを確認するようにしましょう
上記のサービスに加えて、要支援1〜2の方などは、自治体が地域の実情に応じて用意している訪問、通所、配食、安否確認などの
介護予防・生活支援サービス事業を利用できる場合があります。

監修:医療法人社団梟杜会 西田医院 西田伸一