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熱中症は夏場だけじゃない!特に高齢者は“かくれ脱水”にご注意を

秋〜冬も起きやすい脱水症

熱中症は暑い夏だけのものと思われがち。「寒くなってきたらもう大丈夫」とつい考えてしまいますよね!? ところが、自覚のないままにからだから水分が奪われて、水分不足に陥ってしまう“かくれ脱水”は、風邪等による発熱や下痢などを起こしやすい秋から冬にかけても起きやすくなるのです。

高齢者は“脱水弱者”

“かくれ脱水”は、脱水症状の一歩手前の状態で、そのままにしておくと脱水症状に陥り熱中症になってしまう危険もあります。特に高齢者の方は、もともとからだの水分が減少していることが多く、水分や塩分の摂取量も低下しがちで、体調の変化などによっては脱水症を起こしやすくなっています。

在宅療養の脱水予防は?

ふだんからの体調管理はもちろんですが、寝室などの温度計・湿度計をチェックして高温多湿を避けたり、こまめに窓やドアを開けて換気を行い、乾燥を防いだり、水分摂取を意識した食事を心がけたりするなど、一年を通じて脱水に対する対策を行っていきたいものです。

症状があったら早めに対策を

もし、肌がかさついていて張りがない、口の中が乾燥していて食べ物が飲み込みにくい、手足が冷たくなっているなど、“かくれ脱水”の症状があったら早めに気づいて対策を施していくことが大事です。