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治療ケア方針
在宅医療は、まず「治療ケア方針」をしっかり作成することから始まります。その「治療ケア方針」に沿って、患者さんに適した在宅医療が進められます。
在宅医療を開始する際には、患者さんやご家族と医療関係者が一緒に導入面接を行い、患者さんやご家族の希望を取り入れながら、納得のできる治療ケアの方針を決めていきます。
導入面接
導入面接では、患者さん自身の病歴や現在の身体の状態、生活状況などを医療関係者の方にしっかりと伝えてください。予め、病院から伝わっている患者さん情報もありますが、患者さんご自身やご家族が感じていることや、思っていることとは異なることもあります。導入面接でよく話し合って、お互い納得しておくことが、より良い治療ケア方針を考えていく上でとても大切です。
また、介護認定などの在宅医療制度についての不明点などもこの場でしっかり確認しましょう。
初回訪問診療
初めての訪問診療では、医師や看護師は在宅における患者さんの状態やご家族の状況を含めて把握し、診療の目標を決め、より最適な治療ケア方針を立てていきます。導入面接では把握しきれない事情も多いので、実際にどのようなところで患者さんが過ごしているかを確認できるのは、初回の訪問診療からになります。従って、医師や看護師には、ご自宅の住環境や生活状況などもしっかり確認してもらい、改善点などのアドバイスをもらってください。
参考資料:
・公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 在宅医療テキスト P16~18
監修:全国在宅療養支援診療所連絡会 会長 新田 國夫